HOME > 刊行物 > JA総研研究叢書 > 目次

JA総研研究叢書

(1)『2つの「油」が世界を変える
─新たなステージに突入した世界穀物市場』

薄井寛 著 定価2,600円(+税) A5判上製/216ページ

【目次】
まえがき
第1章 穀物貿易の源流を劇的に変えた2度の世界大戦
1.国際的な穀物貿易の開始
2.イギリス穀物法の廃止とクリミア戦争
3.第1次世界大戦がもたらしたアメリカの穀物大増産と農業不況
4.第2次世界大戦でアメリカは再び増産へ

第2章 第4の「穀物」=大豆をめぐる戦前・戦後の国際構図
1.第1次世界大戦がもたらした大豆貿易の変遷
2.第2次世界大戦でアメリカが世界最大の大豆生産国へ
3.食肉消費増で「大豆油の時代」から「大豆粕の時代」へ

第3章 アメリカ農業の戦後処理とWTOの帰結
1.マーシャル・プランと公法480号
2.EEC共通農業政策を黙認せざるを得なかったアメリカ
3.穀物ブームでアメリカは3度目の増産、そして農業不況へ
4.ブレアハウス合意と大豆問題
5.小さな政府とWTO農業協定で食料貿易のグローバル化を図るアメリカ

第4章 アメリカ・南米農業国の競争と多国籍企業の戦略
1.戦争を通じて台頭してきた穀物メジャー
2.アメリカの余剰農産物の処理を通じて力をつけた穀物メジャー
3.穀物メジャーの世界戦略の始動
4.穀物メジャーが進出した南米農業国
5.アメリカと南米農業国とのコスト競争
6.アメリカ農業の課題と強み

第5章 2つの「油」と作物連鎖
1.高付加価値産品が主役となった農産物貿易——変化の全体像
2.「燃料生産農業」の新展開
3.未経験のステージへ進む国際食料・飼料市場
4.バイオディーゼルとEUの油糧種子問題
5.史上類を見ない中国の大豆輸入の激増
6.人口大国の消費動向も重要なカギに
7.強まる作物連鎖——穀物と大豆の作付け競争

第6章 食のグローバル化からローカル化へ
1.生産資源の制約——劣化が進む食料の生産資源
2.もう1つの制約
3.市民と農家の最接近
4.ホワイトハウスの菜園からスタートした「アメリカ版市民農園」の展開
5.求められる21世紀の「新ローマ・クラブ」の提言

ページトップへ

(2)『エコフィードの活用促進
─食品循環資源 飼料化のリサイクル・チャネル』

泉谷眞実 編著 定価2,500円(+税) A5判上製/184ページ

【目次】
序章 課題と分析視角
1.問題状況と本書の課題
2.廃棄バイオマス・リサイクルにおける2つの課題
3.本書の分析視角
4.本書の構成

第1章 食品循環資源の飼料化による経済的効果
1.本章の課題
2.飼料供給を取り巻く経済状況と食品循環資源の飼料化
3.食品循環資源の飼料化に伴う経済的効果
4.食品循環資源の飼料化への社会・経済的条件——C飼料化センターの事例
5.今後の展望

第2章 食品循環資源における飼料利用規制の変遷
1.本章の課題
2.食品循環資源の飼料化に関する法制度の枠組み
3.食品循環資源の飼料利用規制の変遷
4.おわりに

第3章 ビール製造副産物の飼料化チャネルと広域チャネル形成——北海道を対象として
1.本章の課題
2.ビール製造副産物排出量の推移と酪農家における飼料需要の変化
3.飼料化チャネルの変化と需給接合メカニズム
4.おわりに

第4章 リンゴジュース製造副産物のリサイクル・チャネルと需給調整プロセス——青森県を対象として
1.本章の課題
2.リンゴ粕におけるリサイクル・チャネルの特質
3.リンゴ粕における供給変動と需給調整プロセス
4.おわりに

第5章 焼酎製造副産物の飼料化チャネルの変化——九州を事例として
1.本章の課題
2.焼酎製造副産物の飼料化チャネルの類型
3.焼酎製造副産物の価格決定要因と需給動向
4.飼料化事業の内部化と需給調整
5.今後の展開方向

第6章 チーズ製造副産物(ホエイ)の飼料化チャネル——北海道における中小規模チーズ工場の事例
1.本章の課題
2.小規模チーズ工場の増加とホエイの飼料化チャネルの広がり
3.ホエイの飼料化チャネルの実態とその特徴
4.おわりに

第7章 グローバル経済下の水産系残渣リサイクルの現状と課題
1.本章の課題
2.水産系残渣の種類と魚粉等への再資源化
3.魚類残渣と魚粉等のリサイクル・チャネル——西日本地域のチャネルを中心として
4.グローバル経済下の魚粉市場と国内魚類残渣市場の関係
5.水産系残渣リサイクルの現状と課題

第8章 卸売市場における食品循環資源の飼料化
1.本章の課題
2.卸売市場における食品廃棄物問題
3.東京都中央卸売市場における食品廃棄物再資源化の現状
4.飼料化の拡大に向けた課題

第9章 地域食品循環資源を活用した地域特産TMR(混合飼料)の調製利用——リンゴ粕を活用したらくのう青森TMRセンターでの事例と弘前大学金木農場における地域特産牛肉生産の試み
1.食品循環資源の飼料特性と牛用TMR利用の合理性
2.国内外における従来のリンゴ粕飼料化研究
3.らくのう青森TMRセンターにおける乳牛用TMRへのリンゴ粕の活用事例
4.リンゴ粕を活用した弘前大学金木農場における地域特産牛肉生産の試み
5.食品循環資源の完全飼料化活用の実現と供給安定化の課題

終章 まとめ

ページトップへ

(3)『食料消費の変動分析
—新たな販路開拓、市場創出にむけて』

濵田亮治・和泉真理 著 定価2,600円(+税) A5判上製/192ページ

【目次】
はじめに——本書の目的と構成
Web調査の方法と概要

◆第1部 現代日本の消費者の食料消費行動——「台所」と「買い物」の場面から

第1章 家庭における食事と生鮮食材の位置づけ
1.家族における食事と食の外部化の状況
2.家庭の食事における生鮮食材の位置づけ
3.家庭における調理の実態

第2章 生鮮食材の買い物の実態
1.生鮮食材の購入先
2.買い物の頻度
3.生鮮食材の購入時に重視する点、商品を選ぶ際の基準
4.商品選定の基準の変化
5.消費者から選択される売り場、生鮮食材

第3章 調査データのマーケティング活動への反映
1.マーケティング戦略の検証
2.マーケティング戦術へのヒント

◆第2部 日本の食料消費市場のマクロ分析——新たな食料市場の可能性を探る

第1章 食料市場規模の縮小と内訳の変化
1.日本の食料市場規模の拡大と縮小
2.日本の食料市場の内訳の変化

第2章 食料市場を変化させるもの 
1.人口の高齢化の進展と都市への集中
2.ライフスタイルの変化と多様化
3.情報技術の発展と食料市場

第3章 新たな食料市場の構築に向けて
1.国内での新たな市場の創出
2.海外市場への進出

おわりに——国内農業の明日に向けて

資料編<付属CD-ROM>内容一覧
Ⅰ 本書第1部図表の元データ(EXELファイル)
Ⅱ 消費行動に関するWeb調査〈2008~2009年〉(PDFファイル)

ページトップへ

(4)『農山村再生の実践』

小田切徳美 編著 定価2,800円(+税) A5判上製/296ページ

【目次】
小田切徳美 編著 定価2,940円 A5判上製/296ページ
1.国民的課題としての「東京一極『滞留』」からの脱却
2.日本農業の「西日本中山間地域化」——農山村における空洞化の進展と広がり
3.政策要因による空洞化の加速——本書の「今」とは?
4.課題先進地域としての農山村問題——本書のもう1つの課題

◆第1部 新しい農山村コミュニティの創成

第1章 新たな農山村コミュニティの実態と性格
1.はじめに——なぜ、農山村コミュニティか
2.農山村コミュニティの先発事例——川根振興協議会
3.新しい農山村コミュニティの特徴と性格
4.新しい農山村コミュニティの課題

第2章 地域共同売店の実態と持続可能性
1.課題の設定——農山村における「買物難民」の存在と地域共同売店
2.沖縄以外の地域共同売店の性格
3.沖縄の地域共同売店
4.考察
5.おわりに

◆第2部 農山村における新しい産業の構築

第3章 地域農業・農村の「6次産業化」とその新展開
1.「6次産業」論の諸潮流と現在——課題の設定
2.6次産業化の現段階——類型化と事例
3.6次産業の新たな展開実態と性格
4.6次産業支援の課題——「地域ブランド」創造へ向けて

第4章 高齢者による「小さな経済」の効果とその条件
——「小さな経済循環」形成の必要性
1.はじめに
2.福島県鮫川村と「まめで達者なむらづくり事業」
3.福島県鮫川村「まめで達者なむらづくり事業」の仕組みと内実
——大豆の生産・加工・販売を中心に
4.高齢者による「小さな経済」の効果とその条件
——「小さな経済循環」形成の必要性

第5章 「交流産業」の形成条件
1.本章の課題と方法
2.「地域づくり型」交流産業の展開——長野県飯田市
3.「地域産業型」交流産業の展開——長野県飯山市
4.交流産業化における「中間組織」の役割
5.総括と今後の課題

第6章 新しい地域産業の形成プロセス
——何から始め、どのようにステップアップすべきか
1.はじめに
2.農山村地域における新しい地域産業の取組み
3.農山漁村地域における新しい地域産業構造への道筋
4.今日の新しい地域産業のもう1つの発展方向
5.まとめ

◆第3部 農山村支援政策の新展開

第7章 農山村再生策の新展開
1.地域づくりの性格とその支援策の基本方向
2.新しい地域再生支援策——その事例
3.支援主体のあり方——地方自治体と中間支援組織
4.国レベルの新たな地域再生策の特徴
5.民主党新政権における展望

第8章 人材支援と人材形成の条件と課題——「補助金から補助人へ」の意義を考える
1.はじめに——再注目される地域マネジャー
2.「集落支援員」の取組み概況
3.「補助人」の役割を担う「地域マネジャー」の実態
——島根県浜田市弥栄地区における実態から
4.既存の地域振興組織における集落への関与
5.「集落支援員」と地域振興組織との役割分担の現状
6.人材支援・人材形成に求められる条件
7.残された分析課題

第9章 集落・地域を対象とした農林水産政策の展開動向と課題
——各種の交付金制度に注目して
1.はじめに
2.3つの制度の概観
3.制度の共通点
4.制度の相違点——実施背景に関する考察
5.制度の意義と展望
6.制度への評価——「事業仕分け」における議論を手がかりに
7.集落協定範囲に関する考察——離島漁業再生支援交付金制度の実態
8.制度に関する協同組合の関与と役割
9.おわりに

◆第4部 農山村再生の展望とJAの可能性

第10章 農山村再生の展望と論点
1.農山村再生を論じる視点
2.農山村再生の実践——第1・2部をめぐり
3.農山村再生の体系化と支援策

第11章 農山村再生とJAの可能性
1.はじめに
2.JA全国大会議案にみる「地域の再生」
3.「新たな協同」の潮流
4.「新たな協同」と「小さな自治」
5.農山村再生とJAグループの可能性
6.おわりに

ページトップへ

(5)『<脱>安売り競争 食品企業の戦略転換
—国産大豆で食農連携を進める豆腐企業に学ぶ』

澤千恵 著 定価2,500円(+税) A5判上製/176ページ

【目次】
はしがき          
第1章 大豆と豆腐をめぐる「食農連携」——本書の視座
1.食と農の乖離と「食農連携」
2.なぜ今、大豆と豆腐なのか
3.本書の課題と方法
4.本書の構成
コラム1◆「大豆自給率5%」?

第2章 大豆の需給構造の変遷と今日的到達点
1.はじめに
2.世界における大豆をめぐる状況
3.日本における大豆の需給構造
4.むすびに
コラム2◆世界の大豆6割が遺伝子組換え大豆―日本はどうするか

第3章 豆腐のフードシステムの変遷と今日的状況
―時代とともに姿を変える豆腐産業
1.はじめに
2.豆腐という食品の特性
3.豆腐の加工技術の変遷とその背景
4.1990年を境に消費拡大から停滞へ
5.「二重構造」へと向かう産業構造
6.豆腐の流通経路
7.豆腐に関する業界団体
8.時代とともに姿を変える豆腐産業
9.むすびに
コラム3◆豆腐はスローフードの代表選手

第4章 大規模製造卸売業者の経営展開と主体間関係——事例A
1.はじめに
2.メーカーA(所在地・愛知県高浜市)の特徴の変遷
3.事例Aにおける大豆と豆腐の物流・商流
4.メーカーAと産地との関係性
5.メーカーAと取引先との関係性
6.むすびに

第5章 中規模製造卸売業者の経営展開と主体間関係―事例B
1.はじめに
2.メーカーB(所在地:千葉県柏市)の特徴の変遷
3.事例Bにおける大豆と豆腐の物流・商流
4.メーカーBと産地との関係性
5.メーカーBと小売業者との関係性
6.むすびに

第6章 小規模製造小売業者の経営展開と主体間関係―事例C
1.はじめに
2.メーカーC(所在地:埼玉県比企郡ときがわ町)の特徴の変遷
3.事例Cにおける大豆と豆腐の物流・商流
4.メーカーCと産地との関係性
5.むすびに
コラム4◆「フードマイレージ・ゼロの店」——国産大豆の豆腐はエコ

第7章 JAと生協と豆腐製造業者の出資による小規模製造卸売業の経営展開と
主体間関係―事例D
1.はじめに
2.メーカーD(所在地:新潟県阿賀野市)の特徴
3.事例Dにおける大豆と豆腐の物流・商流
4.メーカーCと産地との関係性
5.メーカーDと小売業者との関係性
6.生協組合員・消費者の参画
7.むすびに

第8章 事例の比較と考察
1.国産大豆100%へのプロセスと時代的背景
2.経営を存立させている主体間関係

第9章 食と農をつなぐ豆腐製造企業―結論
1.前章までのまとめ
2.大豆と豆腐をめぐる食農連携
3.豊かな食卓への確かな前進を

あとがき

ページトップへ

(6)『農業の新人革命』

和泉真理・横田茂永 著 定価2,600円(+税) A5判上製/228ページ

【目次】
プロローグ
第1章 本書の視点と課題
1.就農経路の多様化と非農家出身者の参入
2.欠員補充ではなく、人材の確保

第2章 農業に取り組む若者たち
1.若い農業後継者たち
2.農業を始める若い女性たち

第3章 新人たちをとりまく地域と時代
1.若い農業者たちを支えるJA――JA甘楽富岡管内の若い農業者たち――
2.若い農業者たちとそれを支える行政――石川県の事例から――
3.「新人」たちの時代に向けて

第4章 人材の確保・育成と行政・教育機関
1.行政の動向
2.教育機関の動向

第5章 人材の確保・育成と農業経営
1.農業経営の役割
2.農業経営における人材の確保・育成の取組み
3.人材の確保・育成に求められているもの

第6章 人材の確保・育成と農外企業の農業参入
1.農外企業の役割
2.企画および研究・開発における農外企業の役割
3.農外企業からの刺激と農業の活性化
コラム (有)隠岐潮風ファームで働く若者たちと海士町の人づくり

第7章 まとめと展望
1.本書のまとめ
2.今後の展望と新人への期待

エピローグ

ページトップへ

(7)『農業構造変動の地域分析
—2010年センサス分析と地域の実態調査』

安藤光義 編著 定価2,800円(+税) A5判上製/312ページ

【目次】
序章 2010年農業センサスの分析視点——農業脆弱化の深化か、構造再編の進展か
1.はじめに
2.農業脆弱化の深化―担い手の減少・質的劣化
3.構造再編の進展―農地面積減少の鈍化、上層農への農地集積の進展
4.おわりに―構造変動進展地域の実態調査の必要性

◆第1部 日本農業全体の趨勢

第1章 集落営農展開下の農業構造と担い手形成の地域性
——2010年農業センサスの分析から
〈要旨〉
1.はじめに
2.集落営農組織の取扱いと構造分析上の留意点
3.生産主体数と農地利用からみた構造変化の地域性
4.水田農業における農地集積の進展と担い手形成の地域性
5.おわりに

第2章 2010年農林業センサスにおける農業地域類型別の動向
——地目差と集落調査結果にも触れて
〈要旨〉
1.はじめに
2.農業経営体調査の農業地域類型別の結果
3.農業地域類型別の動向
4.地目別の動向
5.農業集落調査結果の重要点
6.おわりに

◆第2部 各地域の動向

第3章 北海道における構造変化と大規模協業農業生産法人の展開
〈要旨〉
1.はじめに——北海道農業と構造問題
2.北海道農業の主要農業地帯別動向
3.道央水田地帯における構造変化と生産組織の法人化
4.道東畑作地帯における構造変化と協業型農業生産法人の成立
5.おわりに

第4章 東北水田農業の構造変動——急激な農家数減少の内実
〈要旨〉
1.本章の課題
2.2000年代後半における東北農業の構造変化の特徴
3.農家数急減の内実——秋田県美郷町A地区における検証
4.2000年代後半における農業法人の展開——秋田県平坦水田地帯の事例
5.考察——事例分析を通じて

第5章 関東農業の構造変化——栃木県水田農業地帯の構造変動
〈要旨〉
1.はじめに——地域的多様性に富む関東農業と水田農業地帯としての栃木
2.センサスにみる栃木県および調査対象地域の位置
3.那須塩原市黒磯地区
4.芳賀町——農地流動化による規模拡大が進む
5.栃木県の構造変動の到達点と今後の方向

第6章 北陸地域の農業構造変動——農地流動化の進展と農業経営体の展開
〈要旨〉
1.はじめに
2.北陸農業構造の姿——大規模経営体に農地集積が進む北陸地域
3.石川県における農業構造変動
4.富山県における農業構造変動
5.おわりに

第7章 近畿地域の農業構造変動
——農業地域類型別にみる農業と集落営農の多様な展開
〈要旨〉
1.はじめに
2.近畿地方における農業地域類型の捉え方
3.近畿地方における農業構造の概要
4.近畿地方における集落営農の役割とその実態
5.集落営農を柱とした近畿地方の農業構造の展望
6.集落営農のジレンマ——農業の効率化と非農家化の進行

第8章 中国四国地域における農業構造変化の特徴
——水田農業における農家以外の農業事業体の動向を中心に
〈要旨〉
1.はじめに
2.中国四国地域における水田農業の構造変化
3.鳥取県における水田農業構造の変化と農家以外事業体の経営展開
4.おわりに

第9章 九州地域での構造変化と担い手経営の実態
〈要旨〉
1.本章の課題
2.九州地域での構造変化
3.担い手経営の実態
4.むすび

終章 2010年農林業センサスにみる農業構造の変化―本書の要約
1.農業構造再編の進行と集落営農
2.集落営農の内実——東北と北九州
3.構造変動の最前線に位置する北陸
4.個別経営の規模拡大も進行——北関東・栃木
5.脆弱化の度合いを増す中山間地域——対策としての集落営農とその「ジレンマ」
6.農地の受け皿としての複数戸法人の設立——北海道

ページトップへ

(8)『大規模経営の成立条件
—日本型農場制農業のダイナミズムと苦悩』

安藤光義 編著/山浦陽一・大仲克俊 著 定価2,800円(+税) A5判上製/328ページ

【目次】
序章 日本型農場制農業を現場の視点から考える
1.はじめに
2.「日本型農場制農業」を検討する場合の要素
3.現地の実態を捉える視角
4.手掛かりとしての「全国区」型と「地方区」型——30年以上前の石川県加賀平野の実態調査が示唆するもの①
5.地域資源管理を巡る摩擦の発生と対応——30年以上前の石川県加賀平野の実態調査が示唆するもの②
6.おわりに

◆第1部 平坦・水田地帯における規模拡大の過程と耕地分散への対応

第1章 「地方区」型展開と「全国区」型展開——滋賀県湖北町(元長浜市)の大規模借地経営の15年
1.はじめに——農地流動化による構造改革達成地域としての湖北町
2.早くから自集落で農地集積に励むも後継者不在で規模拡大は停滞——1番農家——
3.兄弟が後継者として加わり法人化、トップレベルの担い手に成長——2番農家——
4.集落に貼りついた農地集積を活かして有機無農薬不耕起稲作を展開——3番農家——
5.後継者が就農し経営面積を倍増させた「全国区」型の大規模経営①——4番農家——
6.積極的な出作で規模拡大を図るも従業員の安定雇用が課題の法人経営——5番農家——
7.後継者が就農し経営面積を倍増させた「全国区」型の大規模経営②——6番農家——
8.おわりに——将来的に大規模借地経営は「全国区」型に向かっていく?

第2章 大規模借地経営の多様な展開と大規模集落営農の行方——石川県加賀平野にみる「全国区」型の規模拡大と「地方区」型の農地集積
1.はじめに——極端なケースの比較検討
2.A農産——「都市の棚田」の集積による規模拡大路線の行方
3.B社——農産加工を主軸に据えて中小企業に脱皮した経営の農地観・集落観
4.C農産——経営耕地分散をものともせず規模拡大に邁進
5.集落営農法人D社——効率的な農作業体制を実現、次の方向を模索
6.おわりに——どちらも一長一短か、「農法変革」の展望なき経営発展

第3章 都府県大規模個別経営の圃場分散の実態と背景——石川県川北町を事例に
1.課題の設定
2.事例農家を取り巻く環境
3.著しい圃場分散の理由と影響——農家A——
4.個別経営での面的集積の経緯と効果——農家B——
5.集落営農の土地利用——J集落・農家C——
6.考察——面的集積のプロセスと仲介の困難性
7.おわりに

第4章 大規模借地経営展開地域における広域的農地利用調整の意義と限界——静岡県旧磐田市南部地区の取組みを対象に
1.はじめに
2.磐田市の農業構造の推移
3.磐田市南部地区における農地利用調整の取組みの概要
4.事業推進主体の見解と地権者の理解
5.磐田市における大規模借地経営の現状——農地利用調整の受益農家を対象に
6.おわりに——大規模経営の展開と地域との関係

◆第2部 大規模経営の展開と地域資源管理

第5章 地域農業資源管理における大規模経営体の対応——「全国区」型のTD農産と「地方区」型のTK法人の比較
1.はじめに
2.TD農産の農業経営展開と地域資源管理——「全国区」型で経営規模を拡大した農業経営
3.TK法人の農業経営展開と地域農業資源管理
4.考察
5.まとめ

第6章 条件不利地域における大規模経営と集落の緊張関係——大分県臼杵市野津町
1.課題の設定
2.地域農業の概況
3.(株)西日本農業社の概況
4.各集落と西日本農業社の関係
5.獣害対策を契機とした組織化
6.まとめと考察

第7章 農業参入企業の経営展開と地域——中山間地域における農業参入企業の経営展開と地域農業資源管理
1.はじめに
2.根知村の概要
3.O法人の農業経営と経営耕地の拡大
4.根知村における地域農業資源管理
5.まとめ

終章 おわりに——本書を振り返って

あとがき

ページトップへ

(9)『日中韓農協の脱グローバリゼーション戦略
—地域農業再生と新しい貿易ルールづくりへの展望』

吉田成雄・柳 京熙 編著 定価2,600円(+税) A5判上製/248ページ

【目次】
まえがき

◆第Ⅰ部 日本の農業協同組合の発展経過と今後の展開方向

序章 新しい時代に向けた農協の改革のために
第1章 日本の農協の発展経過
1.日本の農協の概要
2.農協に対する批判——何を問題としているのか
3.批判を真摯に受け止めつつも──優れた農協の実践から学ぶ

第2章 愛知県安城市における農業・農協の発展経過
——JAあいち中央(旧安城市農業協同組合)
1.はじめに
2.戦前の産業協同組合運動から戦後の農協運動へ
3.「日本デンマーク」といわれた農業の姿と展開
4.戦後の安城市農業と安城市農協の活動
5.農協合併の意義と成果
6.まとめ——若干の示唆

第3章 千葉県・JA富里市の地域農業発展戦略
1.これまでを顧みる
2.組合員と販売事業の変遷
3.まとめ——若干の示唆

第4章 ホクレン販売事業にみる経済連の組織機構と機能——野菜と米を中心として
1.はじめに
2.市場の変動に対応した連合会組織機構の再編と販売機能——青果事業
3.北海道米のブランド化に向けた生産者、農協、行政のチームワーク——北海道米食味向上の取組み
4.おわりに——機能ありきの経済連を体現

第5章 6次産業化とJAの役割
1.農業の6次産業化とは
2.6次産業化と政策
3.需要創出型イノベーション
4.「1×2×3=6」の思い——平田牧場の6次産業化
5.農業、農村の6次産業化の先端を見る
6.まとめ——イノベーションはどのように引き起こされるのか

終章 農協の今後の展開方向を考える——組合員の意を汲んだ農協の経済的行為と生命共同体
1.事業化と組合員対応の相乗効果を出す事業方式への転換
2.農協の役割を巡る議論
3.今後の展望

◆第Ⅱ部 東アジアにおける農協の発展戦略——韓国・中国の現場を踏まえて

第1章 韓国総合農協の歴史的展開過程
1.韓国農協の歴史的展開過程
2.韓国農協における系統組織体系とその特徴
3.事業構造改編

第2章 韓国農協の発展戦略としての「地域総合センター」
1.「地域総合センター」の出現とその背景
2.「地域総合センター」としての新たな戦略

第3章 「地域総合センター」としての高山農協の取組み
1.地理的位置と農協の経営状況
2.「広域エコ団地」としての親環境農業への取組み
3.「地域総合センター」としての地域の有機的連携

第4章 中国農民組織化の到達点と今後の行方
1.社会主義中国の農民協同組合運動
2.中国農民組織政策の推移と位置づけ
3.中国農民組織の核心的な課題——「戴庄村モデル」の意義
4.「戴庄村モデル」(江蘇省句容市)の意義

終章 「農民の組織化と経済発展」の視点から日・韓・中の農協を見る 

◆第Ⅲ部 東アジアの農協の将来への期待

第1章 日本・韓国・中国の農業協同組合が果たす役割とその将来への期待

第2章 東アジアの農協への期待、そして将来像

◆補論 新たな農協の発展のための理論的試み

第1章 変貌する世界経済と真に互恵的な国際貿易ルールづくり
1.覇権国の衰退・世界の多極化とTPP問題の急浮上
2.日韓の農協間の協調で「より柔軟で、双方が思いやる互恵的な」貿易ルールづくりを

第2章 新自由主義と哲学的背景の考察
1.幻想をふりまいた新自由主義経済の失敗
2.非理性を根拠にした偽りの「普遍」の支配
3.存在の価値と意味を包括的に捉える

第3章 協同組合の新たなアイデンティティー
1.二項対立の前提を自ら廃棄すべき
2.協同組織のアイデンティティー
3.結論

あとがき

ページトップへ

(10)『魅力ある地域を興す女性たち』

小川理恵 著 定価2,600円(+税) A5判上製/212ページ

【目次】
新しい農村女性論の誕生を祝して ――推薦の言葉に代えて――
 一般社団法人JC総研 特別顧問 今村奈良臣(東京大学名誉教授)

序章 「魅力ある地域」を興す女性たち
1.経済学で「幸せ」は計れるか ――伝統的な経済学と幸福の経済学
2.変化する「幸せ」の概念
3.クローズアップされる「地域」「仲間」「家族」そして「女性」
4.今こそ女性の出番 ――「バネ」と「接着剤」

◆第1部 地域を興す女性群像

第1章 「豊かな老い」をサポートする
 ――長野県・JAあづみの生活福祉活動がつむぐ幸せの連鎖
1.はじめに
2.女性たちが中心となった生活福祉活動
3.主軸をなすのは2本の柱
4.「若」から「老」へのスムーズなシフトを創り出す
 ――JAあづみくらしの助け合いネットワーク“あんしん”
5.学びと活動のスパイラル――「JAあづみ生き活き塾」
6.活動から事業へつなぐ――JAあづみのデイサービス
7.JAあづみの生活福祉活動から見えてきた3つの特徴
8.JAだからできたこと——池田陽子氏の思い
9.おわりに——「生活福祉活動」がつむぐ幸せの連鎖

第2章 “女性目線で農家の良心を売る”
 男女共同参画ならぬ「女男共同参画」で地域の底力を生み出す
 ――高知県・JAコスモスの女性活動に学ぶ
1.はじめに
2.「はちきん」って何だ?
3.出発はお母ちゃんたちの「お小遣い」づくりから
4.女性たちの力で「はちきんの店」を開店
5.もうけたお金で生活を楽しむために「ちいぱっぱスクール」を開校
6.学びを実践へ――助け合い組織「にこにこ会」
7.女性活動から発展した、男性だけの助け合い組織「赤い褌隊」が誕生
8.多世代ネットワークを広げるために――「あぐり3スクール」
9.地域を興す女性力
10.おわりに――「はちきん」は「8つの金(たから)」

第3章 女性独自のひらめきを経営に生かす「右脳のJA」
 ――山梨県・JA梨北の戦略
1.はじめに
2.スローガンは「組合員メリット」の創出
3.視角と聴覚に訴える――多彩なブランド戦略
4.組合員の「いま」に寄り添う、JA梨北の医療・福祉事業
5.女性常務理事・仲澤秀美氏の新鮮な目線
6.おわりに――女性のひらめきをフルに生かした「右脳の戦略」

第4章 「6次産業化」をキーワードに地域を牽引する女性のエネルギー
 ――広島県・世羅高原6次産業ネットワーク
1.はじめに
2.なぜ世羅で6次産業化か――世羅農業を取り巻く3つの危機
3.掛け算の6次産業化を目指して
 ――3町にまたがり「世羅高原6次産業推進協議会」を設立
4.生産者同士の横のつながりを
 ――女性活動を素地に「世羅高原6次産業ネットワーク」が誕生
5.6次産業ネットワークの全体像と独自の活動
6.6次産業ネットワークでオリジナル商品も開発
7.6次産業ネットワークの集大成 ――活動拠点としての「夢高原市場」
8.会員にとっての6次産業ネットワーク ――お互いを高め合うという収穫
9.6次産業ネットワークの成果
10.地域を牽引する女性のエネルギー
11.6次産業ネットワークを支えた女性コーディネーターの活躍
12.おわりに――6次産業化を楽しむ、人生を楽しむ 女性力

第5章 輸入自由化に負けない加工事業を創った女性の力
 「農業ほど男女差のない職業はない!」という哲学でピンチをチャンスに
 ――青森県・JA八戸監事 佐野房さん
1.はじめに――にんにくの香り漂う北の町で
2.農業ほど男女差のない職業はない
3.農業に女性の力を生かす――「にんにく加工事業」の成功
4.女性の登用の必要性――「にんにく加工事業」から見えてくるもの
5.批判はバネに、ピンチはチャンスに!
6.おわりに――「これからの夢」自給自足のロールモデルに
      

  •   ◆第2部 女性をとりまく環境

第6章 時間軸から見た、女性の社会参画に関する政策の推移
1.はじめに
2.わが国における女性の社会参画の夜明け
3.「男女雇用機会均等法」の登場
4.「男女共同参画社会基本法」の制定
5.安倍政権が掲げる女性活用政策
6.農林水産省における女性参画への施策
7.データから見る女性参画の現状
8.農業分野における女性の参画の現状
9.まとめ

第7章 JAグループにおける、女性をめぐる取組み
1.はじめに
2.JA全国大会決議に見る、女性参画の取組みの変遷
3.女性のJA運営参画にかかる状況
4.まとめ

  •   ◆第3部 「魅力ある地域」をデザインする女性群像

 

第8章 内発力の発現と成長モデル
1.JAあづみのケース
2.JAコスモスのケース
3.JA梨北のケース
4.世羅高原6次産業ネットワークのケース
5.佐野房さんのケース

第9章 女性群像から何を学ぶか
1.政策的インプリケーション
2.女性の活躍を後押しする「2つの改革」
3.おわりに——よい種を蒔けば、よい実がなる

《対 談》女性たちがつくる「魅力ある地域」
──心理学博士・鈴木丈織(Dr.ジョージ)さんとの対話から

あとがき
引用・参考文献/資料

 
◆Dr.ジョージの女性心理のコラム(心理学博士・鈴木丈織) 

コラム1. 実存心理から観た女性心理の特長
コラム2. 決断する意志と責任の強靱さ
コラム3. すべてを適切化できる自律型思考
コラム4. 男性もうらやむ直感的判断力
コラム5. 同一方向と同一視による行動
コラム6. 性差脳の特徴を最大限に発揮する
コラム7. 着眼ポイントは具体から抽象へ
コラム8. 心を操る仮面と衣装の自覚
コラム9. 未来志向への肯定化への徹底
コラム10. 嘘を遠ざけ、夢を寄せる
コラム11. 現実的で実利優先の徹底
コラム12. 存在するだけで好影響力を発揮
コラム13. ただ聞いてほしいだけの思い
コラム14. 意図的に生み出す根気強さと爽やかさ
コラム15. 女性イメージをフル活用して実践
コラム16. 非日常と日常のはざまで揺れる視点
コラム17. 過剰な気遣いで陥る自滅傾向
コラム18. 「おいしさと香りのよさ」で奮起する

※ご注文はお近くの書店、または発行元の農文協へお願いします

 

ページトップへ